BLEACH
□ジン遊子短編集
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「何で遊子の所にジン太がいんだ?」
「ぁ…紹介しとくね。私の彼氏のジン太君です!」
「ぁ!?マジでなのか?ジン太」
「……あぁ…」
遊子から聞かされる事実に一護は目を丸くしていた。
織姫はニコニコと微笑んでいた。
一護は一気にコーヒーを飲む。
「ジン太、遊子より年下だろ?」
「うん、ジン太君は3つ下だよ?」
「一護君。3つぐらい変わらないのと一緒だよ。冬獅郎君と桃ちゃんだって桃ちゃんが年上だしさ?」
「……そうか。冬獅郎が年上好きだったのは初耳だ」
「だよねぇ〜」
いつの間にか話の主点がズレていた。
織姫も一護も笑みを漏らしていた。
「んま、頑張れよ、ジン太!」
「何を頑張るんだよ!」
「…ほら、ジン太君が18になったら遊子ちゃんはもう21じゃん!」
「…まぁ、自然な事だからね」
「私達が子供が生まれた時期とそんな変わらなくなっちゃうんだよ」
確かに、一護と織姫は22で子供が生まれる。
ジン太は18でも遊子は21になっている。
「じゃ、俺が18になったら結婚な、遊子」
「え…ぁ、うん♪」
「それでいいんだよ」
「やったね、一護君」
「…あぁ」
幸せそうにする、2人の姿があった。
ジン太の顔は赤く染まっていた。
そしてジン太と遊子の手は、テーブルの下で繋がれていた。
「午後は店巡りしていいからさ、一緒にしよ?」
「あぁ…いいよ」
「お邪魔しました〜」
「また後でね、遊子ちゃん」
「はい♪」
一護と織姫が去っていく。
午後から2人はうんと文化祭を楽しんだ。
思い出がまた1つ、出来た。
→あとがき