D.Gray-man

□アレリナ短編集
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『寝起き』




「アレンは本当に大食いさね」
「モヤシは馬鹿の大食いだ」
「モヤシって言わないで下さいよ、神田」
「そうよ?神田。アレン君に失礼よ」


懐かしい夢をみた。
食堂に居て、皆で食事していた。
アレンは変わらず、大食いだったのだが。


「…………はっ!」
「おはよう、アレン君」


何とも言えぬ、目覚めだった。
昔の夢をみた。
気付いたらソファーの上で寝てしまっていた。
誰かが布団をかけてくれていたらしい。


「大丈夫?うなされてたけど」
「えぇ、全然平気ですよ。リナリーですか?この布団は」
「まぁ、私かな。寝てたから」
「有難うございます」


話し掛けてきたのはリナリー。
ともに任務に行った時にノアのメンバー入りをしてしまったのだ。
リナリーは『愛しさ』でアレンは『勇気』を司っていた。
2人とも、他のノアとは違い、灰色に近い顔色はしていない。
聖痕も額には無かった。


「あれ?皆さんは……?」
「皆ならそれぞれ自由な行動してるんじゃないかしら?それよりアレン君の寝顔、すっごい可愛かったよ?」
「……何かそう言われると照れますね」
「そう?」
「はい、とっても」


それぞれ、自由行動をしに此処を後にしていたらしい。
この部屋に居るのは2人だけだった。
アレンは静かにリナリーを抱き締める。


「…アレン君?」
「人、殺しに行きましょうか」
「どうしたの?急に」
「人を殺したくてたまらないんです」
「えぇ、いいわよ。アクマを出せばエクソシストも来るものね」
「リナリー」
「分かってるよ、アレン君」


軽く唇を合わせる。
突然、襲ってくる…人を殺してしまおうと思うその気持ち。
リナリーにもハッキリと分かっていた。
快楽殺人、と呼ばれるモノ。
そして2人は歩き出す。


「リナリー!アレン!」
「……ラビ?」
「それに神田?」
「何でお前らが此処にいる」
「行方不明になった、って聞いたさ。団服は何処さ?」


向かった先にはこの2人がいた。
教団では2人は行方不明、とされていた。
アレンもリナリーも武器を構える。
勿論、対アクマ武器。
それに加えてノアが司る感情も使える。


「死んでください、2人とも」
「ど、どうしたんさ?アレン」
「貴方達はこの世には必要ないのよ。この世の中に必要なのは千年公と私達のみよ」
「何言ってんだ?お前ら」
「「僕ら(私達)はノアの一族」」
「うわっ!」


2人対2人の戦闘が始まった。
元仲間同士の4人が戦わなくてはいけないのは悲しい事だった。
しかし、この2人が生き続ける限り、千年公も死ぬ事はないだろう。



―――――――――――――――

ノアレリナ同盟に入った衝撃で書きなぐりました。(死
私はアレンもリナリーもノア派で行きます。
1人だけノアは許せません(ぁ
ノアのアレンとリナリー、想像しただけで面白い話が出来上がりそうです。
リナリーは常にゴスロリファッションでしょうね。
アレンはスーツとかがいいな。
2人での任務の時に、ノアの誰かと接触し、ノアが覚醒しちゃったんじゃないかと。

今までのアレリナとは別バージョンです。



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2007年8月10日




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