D.Gray-man

□アレリナ短編集
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お腹





「何ヶ月なんですかー?」
「もうすぐ5ヶ月に入ります」


大きくなったお腹を抱えて、ニッコリと微笑む。
5ヶ月だからと言って、双子ちゃんのお腹の大きさは大きかった。


「お帰りなさい、リナリー。検査はどうでしたか?」
「順調だって、2人とも、大きくなってるって」
「良かったです」
「えぇ」


旦那になったアレン君。
教団での生活が続いていた。


「羨ましいわ、本当に」
「じゃ、ラビに頼んじゃえば?」
「リナリーちゃん!!」


数少ない女として、ミランダともかなり仲良くなった。
ミランダとだけ、気持ちが理解できるときもあるしね。


「早く生まれておいで、可愛い可愛い赤ちゃん」
「早く生まれすぎても駄目だけどね」
「どっちに似るのかしら」
「アレン君だったら優しい子に育ってくれるかな」
「リナリーちゃんでも同じよ。リナリーちゃんだったら強い子かもね」
「やだなー、ミランダったら」


笑いあう。
そんな時間が楽しい。
その気持ちを理解しているのか、赤ちゃんも嬉しそうに動いてた。
双子だから2倍。
大変な事もいっぱいあるけど、楽しけりゃそれでいい。
今の生活がとっても幸せ。



―――――――――――――――

リナリー視点の妊娠中ネタ。
実際はよく分からないんですけどね、妊娠とかは。
でも子供がお腹に居ると、本当に幸せでいっぱいだと思います。
双子チャンだと思います、きっと。
女の子2人だったらコムイが五月蝿そうだし、男の子2人がいいかな。
リナリーとアレン、それぞれに似た双子ちゃんです。
ぁ、これは『大切な宝物』とは別バージョンです。

ミランダとリナリーは数少ない女性仲間として仲良しだと思います。
後ユキちゃんも。



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2007年9月4日



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