Dream

□「可愛すぎるぞ君は!」
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「おはよう、葵!」

「···何でいるんですか、エーカー大尉」

「ここは私の部屋でもあるからな」
「違います」

「む、そうなのか?」
「ええ、そうです。だから今すぐ出ていってくださ「断固辞退する!!!」


はあ、と溜め息をつかれる。
何で君が溜め息などをつく必要があるんだ。
意味が分からない・・・
「ああ、だが溜め息をついている時の困った顔の君もいいな···」
「警察呼びますよ」

ふふふ、相変わらず身持ちの固い事だ!まあそこが可愛いのだがな。


しかし私だけにこういう態度を取るとはどういうつもりなのだろうな?
他の男どもには優しい笑顔を振り撒くくせに・・

···はっ! 私だけにということはそれだけ私が特別な存在であるということか!?
なるほど!前から好かれている事は知っていたが···まさかそこまで大切に想っていてくれたとは。
これが「ヤマトナデシコ」というやつか!

「そうか、そこまで私の事を愛していてくれていたのか!なら話は早い··
今すぐベッドで「嫌です」

なんだと!?どういうことだこれは··まさか、これが日本の伝統文化、ツンデレというやつか!?

絶望している私の肩を苦笑した彼女が叩く。

「ごめんなさい。少し、言い過ぎました 」

優しい笑顔。

「・・・。」



ーああ本当に、可愛いすぎるぞ君は!







その後、案の定彼女が無理やりベッドに連れて行かれて1日中ずっと可愛がられたのは別の話。

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