赤い月夜

□動き出した扉
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銀時は、先生のお墓に一礼すると高杉と桂のほうを向いた。
するとそこには自分のことを見ている高杉と桂がいる。
「今日はどうすんだ?」
そう銀時が二人に問いかけると二人は微笑んだ。
「明日迄はこの村にいるに決まってるだろう。」
「あっちは万斉にまかせてきたから大丈夫だ。」
二人は思っていた通りの答えを返してきた。
「……ところでお前ら何処に泊まるんだ?」
銀時は、疑問に思ったことを言っていた。
「「!!」」
二人は、驚いた顔をして考え込んだ。
(この村にいるのはいいがこの先どうするんだ?泊まるところなど考えていなかった。)
(家……まだあったか?てかアイツは何処に泊まるんだ?)
「オイ。銀時。てめえは何処に泊まるんだ?」
「俺は村長の家に泊まるが?」
((!!))
(あの銀時が泊まるところを考えていた!?んな馬鹿な。銀時のほうが後を考えて行動していると?)
(アイツそんなこと考える器だったか?)
そして二人は、認めた。
自分達が何も考えていなかったことを。
「オイ。俺達もその…村長の家に泊まっても大丈夫そうか?」
桂が代表して聞いた。
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