FLAME ROID
□episode1=灼熱の鋼鉄武人:プロローグ
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とある路地裏。
一人の青年が何かと会話している声が聞こえてくる。
「お前は、何なんだ?」
「俺は、風の守護神・ウェントスだ」
青年が話していたのは風の守護神・ウェントスと名乗る緑の球体だった。
ウェントスは青年に緑の液体が入った注射器を差し出す。
「これは?」
「超人になれる薬さ………」
明らかに胡散臭いが、青年の目は輝いていた。
それほど今の青年にとっては貴重な物なのだろう。
更にウェントスはこう言う。
「そして俺と契約するんだ……。そしてお前をこけにした奴等に復讐してやるんだよ!」
ウェントスの言葉を聞いた瞬間、青年の表情が一変し鬼の様な表情に変わる。
「そうだ!奴等は俺をこけにした!絶対に!絶対に許さない!」
青年がそう言った瞬間ウェントスは青年の体内に入り込む。
それと同時に青年はその注射器を勢い良く腕に突き刺す。
そして緑の液体が青年の体内に流れていくと、青年は一気に雄叫びを上げる。
「があああああ!」
すると、青年の体が緑に鈍く輝き………。
ーFLAME ROIDー