FLAME ROID

□episode1=灼熱の鋼鉄武人:第七話
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遂に明かされたアボミリューションの正体。
果たしてフレイムロイドはアボミリューションを止める事が出来るのか?

「さあ来い!フレイムロイド!」

アボミリューションはフレイムロイドに襲い掛かる。

「くっ!風太!やめろ!」

だがフレイムロイドは一切反撃をせずアボミリューションを説得する。

「言った筈だ!俺はもうお前の知っている風太じゃないと!」

アボミリューションはそう言うと、風の刃を飛ばす。

「ハア!」
「ぐぅ!」

フレイムロイドはそれを両腕で何とか防ぐ。

『悠灯!もうあいつにお前の声は届かない!』
「でも!」

イグニスは戦う事を迷うフレイムロイドに戦う様に促す。

『このままじゃお前がやられる!あいつを助けたいなら、戦うしかないんだ!』
「………畜生!」

フレイムロイドはそう言うと、両手のリパルサーからレーザー光線を放つ。

「はあっ!」
「グアア!」

そこからフレイムロイドは怒濤の反撃を開始する。
アボミリューションに一切反撃させず、連続で攻撃する。
そして、トドメに右の拳に炎を纏わせ、アボミリューションのみぞおちに強烈な右ストレートを放つ。

「はああああ!」
「グオオオオ!」

アボミリューションはフレイムロイドの一撃で大きく吹っ飛ぶ。

「はあっ、はあっ、………やったか?」
『いや、まだだ!』

イグニスの言う通り、フレイムロイドの渾身の一撃を浴びても、アボミリューションは立ち上がる。

「何だと!?」
「甘いな!」

驚愕するフレイムロイドを尻目に、アボミリューションは強烈な突風を発生させ、フレイムロイドを吹き飛ばす。

「うわっ!」

その隙にアボミリューションは壁を破壊し、外に逃亡する。

「何っ!?待て!」

それに気付いたフレイムロイドはアボミリューションの後を追う。
そしてその場に残された優子は、

「何なの、これ………」

さっきの光景に目を疑っていた。





一方その頃、アボミリューションは風を纏い、フレイムロイドと空中戦を展開していた。
フレイムロイドはレーザー光線を放ち、アボミリューションはそれに対抗するべく、風の刃を飛ばす。

「くっ!あんな図体で何であんな速いんだよ!」
『恐らくはウェントスの力だ!』

フレイムロイドとイグニスがそんな話をしている隙に、アボミリューションは風の刃を飛ばす。

「やばい!」

フレイムロイドはそれを何とか避けるが、

『悠灯!まだだ!』
「何っ!?」

アボミリューションは連続で何発も刃を飛ばしており、一つに気を取られていたフレイムロイドは残りの全てを喰らってしまう。
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