Kuroko

□大丈夫だから。
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黒子は思う。
きっと、このまま勝っていったらいつかあの時のように自分など必要なくなるのではないのか。
誠凛のみんなは絶対そんなことはないというけれど、帝光のときだってそうだった。
青峰くんも最初は「テツは相棒だ!」といってくれた。
でもどんどんみんなが強くなっていくと僕は必要なくなっていった。
みんなのバスケは勝つことがすべてのバスケになった。
そして、僕はそんな1人ひとり個人でする勝つことがすべてのバスケが嫌になり、1度はバスケからはなれた。
けれど、やっぱり僕はバスケが大好きだ。だから誠凛バスケ部に入り、誠凛のみんなと頑張り中学時代の仲間に打ち勝った。
それはすごく嬉しい。
みんなもすごく喜んでいた。
そしてもっともっと上を目指している。
だからこそ、もう僕が必要なくなる時がくるんじゃないか。
それを思うと、どうしようもなく不安になって怖くなる。
みんなは大丈夫と言ってくれる。
でも、帝光のことを思い出すと信じられなくなってしまう。
こんなことを考えているととても不安なってしまう。だから、最近は全然眠れない。
だけど、こんな悩みなんかでみんなに心配はかけたくて・・・。
つい、「大丈夫か?」と聞かれても無理をしてしまう。




僕は・・・
僕はどうすればいいんだろうか・・・
誰か教えてください・・・!





>反省。
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