銀土小説
□ディズニーシーの奇跡 そのさん
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その次はというと、沖田の提案で360°回転するジェットコースターに乗ることになった。
……でもなぁ…
「俺絶叫系苦手なんだよな…」
「フン、じゃ銀時だけ外出てな」
「そんな冷てェこというなよ…」
今、心の声でたよ。
ホント土方冷たい。
恋人だろォ…
「オイ、心の声だだ漏れだから。そーゆーの止めてくれ」
ヤバい。
泣いていい?
年甲斐もなく泣いていい?
「そういえば土方ァ、アンタ昔ジェットコースターに乗りたくないって泣きながら俺に抱きついてきた事があったよなァ。」
あ、話変わった。
………、え、それってどういう状況なのかな沖田君?
「……まだちっちゃい頃の話だろ?」
肯定したアアアァァアァア!!
肯定したよ土方!!
そこは嘘でも否定してエエェエェエ!!
「マジでかアァァ!!ホントお前総悟に手ェだしたのかアアァァア!!」
「違エエェエェエ!!俺の土方は絶対そんな事しないから!!」
「てめーら黙れッ、あのな、そゆことじゃなくてな……」
「そうでィバカ杉ィ!!かつて俺ァ土方さんに無理やり抱かれそうになったんでさァ!!」
「マジでかアァァ!!」
「だから違ェよ!!ジェットコースターが怖くて………………ぁ」
「フフン、なるほど土方はジェットコースターを怖がっているのか。」
「認めたね。認めちゃったね。」
「マジでかアァァ!!」
「さっきから同じ事何度も言うなようるせーよバカ杉!!」
「……いや、今のは俺じゃなくて銀時だから。」
「土方、いくら文体だからって俺とバカ(杉)の声を間違えるなんて失礼だぞ!!ていうか俺のハートがグチャグチャだぞコノヤロー」
「うるせーよッ」
「まぁまぁ、どうするの土方?乗らないの?」
「わーったよ乗るよ乗りゃあいいんだろ」
「よし、じゃあ土方さんは乗るんですねィ?」
「あぁ、ちなみに銀時も引き連れていく」
「マジでかアァァ!!」