黒子「いらっしゃいませ。ご来店ありがとうございます」
緑間「……何をしているのだよ、黒子」
黒子「緑間くん、見てわかりませんか？ アルバイトですよ」
緑間「アルバイトだと？」
黒子「はい。本日は猫かふぇのお手伝いをさせられています」
緑間「……【させられている】？」
黒子「はい。させられて、います」
緑間「そうか」
黒子「ちなみに緑間くんのエプロンです」
緑間「……何故、俺もやらなければならないのだよ」
黒子「他の皆もいますよ」
緑間「皆？」
青峰「何だよ。緑間も来たのか？」
黄瀬「エプロン姿も似合ってるっス！ 俺！」
黒子「黙ってください。ウザいです」
紫原「めんどくさーい……帰っていい？」
赤司「いいわけがないだろう。しっかりやれ」
緑間「……赤司まで何をやっているのだよ」
赤司「頼まれたからやっているまでだ」
黒子「猫かふぇが一周年を迎えたそうなんですよ」
緑間「……そうか」
黒子「だから、早く着てください、緑間くん」
緑間「わ、わかったのだよ」
紫原「それで何すんのー？」
黒子「一周年記念ページにわざわざ足を運んでくださった方々へ感謝をします」
赤司「そうだな。こんなところまでわざわざ来てくれたんだ。きちんと感謝しなければな」
黄瀬「とか何とか言いつつ、赤司っちが一番張り切ってるっスよね？」
緑間「とりあえず、礼を言えばいいのだろう」
青峰「あー……めんどくせぇな。誰からやるんだよ？」
黒子「そこはやっぱり、一番下の黄瀬くんから」
黄瀬「…………。あの、黒子っち？ その言い方はちょっと傷つくんスけど……」
黒子「じゃあいいです。紫原くんお願いしま――」
黄瀬「やるっス！ やらせてもらうっス！」
緑間「なら最初からそう言え。面倒な奴なのだよ」
黄瀬「うっ……」
赤司「ほら黄瀬、早くしろ」
黄瀬「えっと、来店どうもありがとうっス！ これからも俺達の応え――」
黒子「猫かふぇをよろしくお願いします」
赤司「更新は遅い、駄文ばかりのダメな経営者だがな」
黒子「本人はこれでも頑張っているらしいのであまり言わないであげてください」
紫原「つーか、もう終わりにしてよくねー？」
青峰「帰っていいか？」
赤司「そうだな。解散しよう」
黒子「そうですね」
黄瀬「ちょ！？ 俺の挨拶は！？」
緑間「……。俺は居た意味があったのか？」
赤司「……他の皆は帰ったようだね。……僕？ 僕は……そうだな……。……君が眠りにつくまで傍にいようか。……遠慮は要らないよ。さぁ、目を閉じて……。いい子だね。おやすみ、いい【夢】を――」
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猫の足跡
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