記録図書
□第２Q
1ﾍﾟｰｼﾞ/3ﾍﾟｰｼﾞ
いいいいいいいた
本当にいた
黒ぶちメガネで
緑色の髪で
ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇと
右手につけている腕時計は
練習中に壊れたりしないのかなぁぁぁ･･･？
「ということを疑問に持ちました
doなの？少年」
「･･･」
「うん。分かるよ少年
君、こういう意味の分からないテンションの人に
話かけられたことないね」
「今日のラッキーアイテムなのだよ」
あ、反応した
･･････････････････んん？
ラッキーアイテム？
腕時計が？
「･･･邪魔じゃないの？」
「人事を尽くすためなので」
ほぅ
･･･？あれ、
なんか同じこと朝聞いたような･･･
〝今日の蟹座のラッキーアイテムは腕時計なの！
貸してね！
返答を聞くつもりは無いけど！！
じゃあ仕事行ってくるね！！！〟
「おは朝占いの･･･蟹座のラッキーアイテム･･･」
「･･･！」
くそっ
あんの女･･･！！
腕時計持っていかれたせいで
学校に遅刻しかけたんだぞ
飯抜きにしてやろうか！
「あの、名前は？」
「ん？お？心開いてくれた？
ちょっとお兄さん嬉しいぞ」
･･･くそ
命拾いならぬ飯拾いしたなあんにゃろー
少年の心が開いたからな
今回は許してやろう
「人吉氷之助ってんだ」
「緑間真太郎です」
「ん！よろしくな」