SLAM DUNK

□第1ゲーム
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ーーー。

「どうだ!!あるか!!」
「ちょっと待てよ!!」
「え〜と…あっ!!あった!!あったぞ!!」
「「「「本当か!!!」」」」

合格発表会場

洋平達はここにいた

「「「「よっしゃーーー!!」」」」

見事合格したようだ

「おい!!花道もあるぞ!!」

「………。」

「いつまで落ち込んでんだよ!」

『本当だよ。そんな女の子にフラれたくらいで。』

四人で花道を慰めて?いるといつの間にか後ろにいたなぎさに驚き声をあげる

「「「「なぎささん!!!」」」」

なぎさはやれやれといった感じで首をふった

『花道。恋なんて高校でもできるだろ?それに女の子はその子一人じゃないんだからそんなにいつまでも落ち込んでんじゃないよ。』

そう言って花道の背中をポンポンとあやすように叩く

「なぎさ…」
そんななぎさの行為に涙を浮かべる花道

『ところで君たちは皆湘北を受けたの?』

「「「「はいっ!!」」」」

『で?合格したのかい?』

「「「「はいっ!!」」」」

その答えを聞いたとたんなぎさの顔がパァと明るくなり

『そうかそうか!!合格したか!!それはよかった!!』

と、我が身のように喜ぶなぎさ

その笑顔は花が咲いたようにとても綺麗だった

「「「「「(かっ可愛いぃぃぃ!!!)」」」」」

五人はそんな笑顔を見て顔を赤くした。

『じゃあ今日はお祝いをしないとねぇ♪腕がなるよ♪』

その言葉を聞き五人の動きが止まる

そして…

「なぎさ!!」
『なっなんだい?いきなり大きな声なんか出して。』
「いっいやほら作るより食べにいった方がいいんじゃねえかなぁ?」
『どうしてだい?』
「そっそれは…」

どうしてこんなに必死に止めているかだって?

そりゃなぎさは料理がこれでもかというくらい下手くそだからだ。

一度なぎさの作った料理を食べた時に全員が一週間も寝込んでしまったのだ。

「ほっほら食べにいった方が早いしなぎさだって作るの大変だろ?」
『ウーンそうなのかい?』
「うん!!そうそう!!」
『ウーン…じゃあそこまで言うなら食べにいこうか。』
「おっおう!!」

五人は心の中でホッと息をはいた

「会長ーーー!!ちょっといいですか?」
『はーーい!!いまいく!!』
「大変すね。仕事すか?」
『うんゴメンね先に行っててくれる?』

と両手を顔の前に合わせ申し訳なさそうにした

「ああ。いつもの所にな。」
『うんじゃあ。またあとで。』

そう言って走って向かったなぎさの背中を五人は眺めていた。

「さていくか。」

五人は他愛ない話をしながらファミレスに向かった。
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