Crazy My Family!!

□3.5 save electricity
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どうもネロです。

家主のオッサンにデビルハンター見習い兼事務所の雑用を任されています。その際に面倒だからと経理までやらされて、わが事務所は俺のつたない努力によりどうにか今日まで持ち応えてきました。

……だが

「今月も赤字か…」


それもそろそろ限界のようです。

理由は一つ初代の居候による生活費。俺を含み、若、バージル、オッサン、そして初代の参戦により食費やら電気代やらが半端なく増えたのだ。今までの生活でもギリギリだったところに更にもう一人増えたのだ。
俺や若、バージルの食べ盛り組にとってはとても痛い事態である。勿論オッサンや初代も例外では無い。彼らも人並み以上に食べ、隙あらば俺達の食事まで狙ってくるのだ。


「特に若がよく食うんだよなぁ…」


この五人のなかで一番食うのはダントツで若がトップだ。とにかく食欲が凄い。いつも何かしら食っていて食後の二時間後くらいにはもう腹が減ったという始末だ。それで太らないのだから不思議だと思う。
以前あまりにも食べるので制限をかけてみたが、夜中にこっそり冷蔵庫のものを漁って食べていて朝には中に何もなかったという事があった。その時はさすがに頭が痛くなった。


「電気代も結構キツいんだよなぁ…」


そう、もう一つの悩みがこの電気代だ。この夏は猛暑の為日中はほとんどエアコンをつけっぱなしであるのだ。夏もまだ終わらない今、これからどうやって節約しよう……


「あぁ〜!!もうどうすりゃいいんだよ!!」


ドンッと机を叩くとソファーにいた初代が申し訳なさそうに声をかけた。


「ゴメンな。また一人余計なのが来ちまって……大変だろ?」

「あ、いや初代が悪いんじゃないだ……オッサンの稼ぎが良くないからいけないんだ…」


事務机に座っている本人をじろりと睨むと奴はHey!とでも言うように片手を上げて笑ってきた。


「どうした坊や?大変そうだな。」

「アンタのせいだよ。」

「俺か?俺が何をしたんだ?」

「はぁ〜…もういい……」


経理を任された以上、こういう問題は俺の責任である。が、やっぱり現実は厳しく、人数の割に収入が少ないのもまた事実。こういう時に腕の見せ所でもあるんだろうなと思う。


「せめて電気代だけでも何とか出来たらなぁ…」


目の前にいる初代に呟くように言うと初代はキョトンとした顔をした。
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