DReaM
□THe SuN GRaDuaLLY SaNK
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目が覚めて少し体を動かすと
昨日受けた傷が痛んだ
「クラウン様…お時間です」
口うるさいリーザンが
私を起こしに来た
「今着替えてる」
「今日は何色ですか?」
毎度の事だ
私が付ける下着の色を
奴は聞いてくる
「緑だ」
下着の色などなんだっていい
どうせ見えるのだから
「どちらの?」
「濃い方だ」
透ける素材のシャツに
腕を滑り込ませる
短いひらひらした黒いズボンに
編み上げブーツを履いた足を通し
愛用している
ナイフをポケットに入れ
部屋を出た
∞