Our HEART BEAT ☆

□4:語る。
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その日の男子寮−−−−



劉「なんか今日の部活いつもより疲れなかった気がする…」 

氷室「あ、それ分かるかも!


・・・なんでだろね」

劉「んー・・・」


二人が食堂で話していると福井が現れた


福井「お前らまだ食ってんの??デブだなぁ」

氷室「違いますよ、ちょっと話してただけです」

劉「チビよりはマシアル」

福井「うっせ!」


氷室「あの、福井さんちょっといいですか?」

福井「あ?なんだよ」


眉をひそめ怪しそうにする福井に

“まぁまぁ”といって近くの椅子に座らせた


福井「で?なんだ?話って」

氷室「今日なんかあまり疲れてない気がするんですよ」

福井「なんだよ、練習メニュー増やせってのは監督に」

氷室「そうゆうことじゃありません」


途中で遮ると”はあ?“とため息混じりで返ってきた


劉「おそらくあれアルな」

「「あれ??」」

劉「ずばり・・・癒やしアル」

「「癒やし・・・??」」


すると劉は目をキラキラさせて語り出した


劉「河井さんがいろいろ声かけてくれたからアル!」

福井「普通にいつも声かけてくんじゃん、マネージャー」

劉「あれらと河井さんじゃ、比べものにならないアル!」

氷室「・・・確かにね、」

福井「お前らヒドいな!


・・・同感だけど」


すると福井が何か思い出して“あ!”とつぶやいた


福井「そいや氷室、今日お前の相方だった莉歩ちゃん?

お前あの子と付き合ってんの??」


氷室「え?」

劉「何言ってるか。氷室と林さんもお互い初対面アルよ」

福井「は?まじで!?

・・・・・ぜんっぜんそうは見えなかったぞ」

氷室「そんなことないですよ・・・//」


氷室は部活のときのことを思い出し、
また顔がほてりだした


福井「・・・ほ〜ぉ?w」

氷室「なんですか?その含み笑い」

福井「べっつにぃ〜?ww」


劉「・・・・なんか福井キモいアル」

福井「うっせ!」


3人でわちゃわちゃ騒いでいると、ちょうどそこに
紫原とその友だちが通った


福井「よぉ、アツシじゃん」

劉「アツシにも友だちいたアルな」


声をかけられいきなり失礼な発言をされ、
普通にムカッときて頬を膨らませた


紫原「当たり前じゃん。てかコイツもバスケ部だから」

「「まじで!?」」


急に話に自分を出されとっさに”うすっ・・“とあいさつをした


氷室「ちょっと福井さん、劉・・・;」


失礼ですよ、と付け足すと二人とも”わりぃ;;“と謝った


福井「ちょお、おまえ等も混ざってけよ!」

紫原「はぁー?オレ眠いの。多賀城いこ?」


多賀城の腕をぐいぐい引っ張るが、


多賀城「紫原、先輩からの誘いだし混ざってこーぜ?」


と、逆の意見を返された


劉「そうアル。お前の話も聞かせろアル」

氷室「確かにオレも聞きたいな♪」

多賀城「オレも〜!!」

紫原「多賀城には部屋で話したことあんじゃん」

多賀城「いや、お前の言ってる“彩音ちゃん”が
まさか“藤波さん”だとは思わなかったんだよ!」

紫原「何言ってんの、オレは何回も「はいはいはいはい!良いからまざる!」


・・・・うぅー。眠いのに」


文句を言いながらも近くのイスに座り


福井、氷室、劉、紫原、多賀城

の語りがはじまった














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