Our HEART BEAT ☆

□5:とある青春の1ページ
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ボーイズトークをしてから3日が経った




劉「・・・・・。」


ドアにしがみつく劉を見て、氷室がため息をはく


氷室「劉?こんなの毎日続けてるとただのストーカーになるよ?」

劉「うぅ・・・分かってるアル

でも・・・・」


決して恥ずかしいとかじゃなく、


劉「周りの野郎どもが邪魔アル!!」



そう、昼休みにいざ会いに行くと

いつも海と居るのだが、

それプラス男子生徒が必ずといっていいほどいる


氷室「気にしないで行けばいいじゃないか」

劉「なんかそれは嫌アル」

氷室「どうして??」

劉「・・・・」

氷室「・・・はぁ」


氷室がため息をついたときだった


福井「おい!」

氷室「ん?」


聞き覚えのある声に振り向くと

その声は福井だった


しかし、自分らに対してのものではなく


海「あ!福井さんじゃないですか!!」


海へのものだった


福井「なんだよお前、あの日から一切顔出さねーじゃん!」

海「いや、元からやる気ないですもん(笑)」

福井「はぁー?じゃなんで来たんだし(笑)」


二人はかなり仲良さげに話している


劉「あの二人いつの間に・・・」

氷室「ね・・・・





・・・って劉!!
今チャンスじゃない!?」


ふと見ると邪魔だった野郎どもは福井の登場で
完全に消えていて、

海は福井と話しているので詩華は完全ひま状態だった


氷室「はやく行ってきな!」

劉「氷室はどうするアルか?」

氷室「行くわけないだろ?ほら、はやく!」


無理やり背中を押され、一人廊下に出されてしまった

氷室の方を見たらもうどっか行ってしまっていた


劉「くそ・・・氷室・・・」


あとで覚えてろ、と氷室のいた場所を睨みつけていると


福井「おい!劉!りゅーう!!」


振り向くと福井が手を招いてこちらを呼んでいた


福井「お前丁度いいときにいたな!」

海「ほんとですよ!」


何を言ってるのか分からずただ首を傾げる


福井「今日部活4時半までになったじゃん?」

劉「あぁ・・・それがどうしたアルか?」

福井「今日このメンツでマジバ行こうぜ!」

劉「え″!?」


いきなり何かと思えば遊びの誘い

しかも提案したのは海と詩華らしい


福井「なんか誘われてよ、でもオレ一人じゃなんかあれだし、
あと一人呼ぼうっつったら、河井さんがお前がいいって

劉「・・・・・へ?」

福井「だから!とりあえずお前今日ひまだろ?」

劉「うん。」

福井「だから部活終わったら4人でマジバ!!いいな?」


劉「おぉ・・・」


脅しに似たいきおいて勢いで言ってきたので
少し声がどもった。



そして劉の返事を聞くとすぐに海の方を向いて

福井「ちょっと話あっからこっちこいよ」

と、腕を引っ張ってその場からはなれていった










「「・・・・え、」」




・・・・劉と詩華を残して


















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