Our HEART BEAT ☆

□6:流れでつい
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劉「・・・・・・・あいつらどこ行ったアルか?」

詩華「海〜??」


後ろを歩いていたはずの二人がいつの間にか消えていた


劉「おっかしいアル・・・」

詩華「途中で後ろ見たときいましたよね・・・

とにかく、海に電話してみますね」

劉「あ、おぉ。

・・・ほんと手の掛かる奴らアル」

詩華「まぁそこが海の可愛いところじゃないですか;」

劉「福井は可愛くないアル」

詩華「まぁまぁ;」


少々ご立腹の劉をなだめながら海に電話をかけた




海『・・・・・(ピッ)


もしー!詩華ちゃんどうかいたしましたかなっ?w

詩華「うっせーーよwてか海今どこいるの!?」

海『今!?いまねー!「ボリューム下げようか」

いまねー、福井さんと一緒にいる!』

詩華「どこに?」

海『えーゆうのー??』

詩華「4人で遊ぶんでしょー?」


二人でうだうだと言い合っていると電話の向こうで

“かせ!”と声がした


福井『もしもし河井さん?劉に変わってくんね?』

詩華「あ、福井さん??わかりましたー・・・

劉さん、福井さんが変われって・・・」

劉「む??」


劉は不思議そうな顔をして、とりあえず携帯を受け取った


劉「福井?今どこアルか?」

福井『おぉ!お前ちゃんとやれよな!』

劉「はぁ?」

福井『だからチャンス作ってやったんだから
ちゃんと押してこい!っこと!!

おわかり!?』

劉「なっ////」

福井『河井さんには適当に言っとけ!じゃな!・・・おらよ

海『あ、もしもし劉さん!?そうゆうことなんで

頑張って下さいね!!じゃー!!(ピッ ツー ツー ツー)』


劉「・・・・」


強引に切られた携帯をただ唖然と見つめる劉に詩華が話しかけた


詩華「あの〜、劉さん??」

劉「・・・あっ、これありがとうアル」

詩華「あ、はい。


・・・じゃなくて!なんて言ってました?」

劉「え?」


先ほどの福井の言葉が蘇る

”チャンス作ってやったんだから、ちゃんと押してこい!“


劉「チャンス・・・」

詩華「え?」


劉はそうつぶやくと“よしっ”強く拳を握った

そして真っ直ぐ詩華を見つめ、


劉「河井さんはどこ行きたいアルかっ?」


と、ニカッと笑った














*****************















二人はデパートに向かうことにした




劉「何買うアルか?」

詩華「えっと〜とりあえず、ハンガーの足しとー

・・・マグカップですかね!」

劉「マグカップ?」

詩華「はい!ペンとか文房具をそれに入れて

寮の机に置いておこうと思いまして!
可愛くないですか!?☆」

劉「あぁ・・・確かに可愛いアルな!」


あなたがな!とは決して口に出さないが



はじめて見る詩華のきらきらとしたとても楽しそうな顔に

劉の胸は静かに高鳴っていた



詩華「あ!つきましたね!!」

劉「おぉ!なんか今日は異常に人が多いアルな!」















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