小説
□プロローグ
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ほんの数百年前、この世界は魔王に支配されかけておりました。
恐ろしい魔王の手下は人々を殺し、街を破壊しそして全てを奪い去っていった。
全てを奪われた人々は嘆き悲しみました。
絶望という名の闇が、世界を覆いつくそうとした時「勇者」と呼ばれる者が現れました。
彼は苦難の末、恐ろしい魔王を倒したのです。
人々は彼に感謝し、称えました。
彼はのちに――――――――･･･
どこにでもあるような昔話。
この話は事実だ。
ただ、大切なところがいくつも抜けていた。
少し･･･私の昔話にお付き合いただけますか?
では―――――――･･･