小説

□見知らぬ場所
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ここは、どこだろう…


先ほどのまで自分の部屋にいた筈だが、気がつくと寂れた町の中にいた。




それだけでも十分おかしいが、その他にもおかしい箇所がいくつも存在した。


自分の髪はそれなりには綺麗に整っていたはずが、見る影も無いほど、傷んでおり、服からは腐敗物のような臭いがすること。
(…今すぐ風呂に入りたい)

そして寂れた町の中には自分以外の人の気配を感じられないことだ。



これは完全に異常事態だろう。



「…というか頭痛いんですけども…」
その疑問に答えてくれる人間は存在しなかった。

腰付近に違和感を感じ、手を当てると…
「……え?」
刃渡り20pほどのサバイバルナイフがあった。

何でこんなものが…


そのサバイバルナイフには浅黒い血のようなものが付着しており、思わず投げ捨てたくなったが…ある可能性を考え、思いとどまった。


ある可能性とは、「ここはナイフを使わないといけないような危険な場所かもしれない」という可能性だ。



もしそうだとしたら、かなりヤバい。



…今すぐ我が家に帰りたくなった。








シリアスルートへ→よし、人を探そう

ギャグルートへ→よし、我が家に帰ろう



 

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