とある時空の重力支配
□昴vs魔術師
3ページ/4ページ
そこで昴はある事に気づいた
昴「あはは、なるほどな。お前、当麻と戦ってあいつの右手でさっきの炎の剣を防がれたんだな?」
ステ「なっ! なぜわかる!?」
宇宙「あー。お前が聞いた音はやっぱり上条のか」
ちっ、と舌打ちをしてまた炎剣を昴たち目掛けて放つ
だが、昴が光醒で炎剣を切りつけ、またしても炎剣が煙のように消滅した
宇宙「その刀どうなってんだ?」
昴「ああ、これがこの刀の変わっているところの3つ目。異能の力を無効にするんだよ。…さてと」
そう言うと昴はステイルに向かって走り出した
昴「宇宙! お前も後に続け!」
宇宙「おう!」
自分に向かって突っ込んでくる二人に、ステイルはたまらず炎剣を出した。しかし光醒に防がれる
昴「うおおおおおおおお!」
ステ「ちっ!」
ステイルは昴の突進をよける
宇宙「くらえー♪」
何故か楽しそうにステイルに殴りかかる宇宙
ステイルはその攻撃もよける
すると昴は、にっ、と笑みを浮かべた
昴「宇宙、インデックスが生きているか確かめてくれ」
宇宙「はいよ」
そこでステイルは気付く
ステ「…そうか、あの突進は攻撃ではなく、彼女のもとへ行くための」
昴「そういうこと」
宇宙「大丈夫。まだ生きているよ」
すると
ステ「…く、ふふふ、はははははははは!!!」
ステイルは高らかに笑い始めた
…目だけを除いて
ステ「…殺す!!」
その時、建物中に設置された火災報知器が一斉に鳴り出し、スプリンクラーから水のシャワーが放出される
昴・宇「「!?」」
ステ(まさか…あいつが?)
そしてエレベーターのキンコーンという音が響き、扉が開かれる
そこに上条当麻がいた
昴「当麻!!」
宇宙「おう上条! 無事だったんだな」
当麻「当たり前だろ?」