ハレルヤの魔法

□ライヴ&ラブ
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すてきなメロディー
あの子に聞いてほしくて
ただそれだけで歌うぼくさ

小雨(響いて…)

小雨は、楽しそうにドラムを叩いているハルを見る

そしてハルの言った言葉を思い出す

ハル『小雨と吹雪は、音楽の魔法を信じるかい? 恋と一緒だよ』

そして

小雨「おおおおああああああああ!!」

吹雪「小雨!?」

小雨がいきなりステージに向かって走り出した
そして、小雨はステージに上がり…

ハル「…小雨?」

小雨「ハルさん、恋に落ちました。オレ、魔法にかかったみたいです」

告白した

吹雪(マジか!? こ、告白しやがったよ小雨の奴!)

大勢の人の前でハルに告白をする小雨
金属理化学研究部のみんなも固まっている
ハルの返事はというと…

ハル「そっか…うれしい…」

吹雪(カップル成立だあああああ!!)

心の中で盛り上がる吹雪

そして

ハル「小雨!! ボク達の音楽、好きになってくれたんだ!!」

小・吹((…はぁ?))

まさかの誤解
空次ハルは、すごく鈍感な子なのであった

小雨「…いや…そうじゃなくて…はっ!!」

その時、ステージに使われていないギターを発見し、そのギターを持って…

小雨「一曲やります!! 聞いてください!! (君に聞いてほしいだけなんだ!!)」

吹雪(まさかハルさんへの愛の歌をやるつもりか!?)

だがそこに…

愛葉「あーっ!! バカ!! そのギターは!!」

そんなことを言いながら止めようとする愛葉

しかし、小雨は止まらない

小雨(そして君のように…空を飛ぶように…空を…飛ぶっ!!)

小雨がギターを弾きはじめた

瞬間

ステージから爆発が起こった

吹雪「は!?」

観客「何だ!? 爆発したぞ!? テロか!?」

愛葉「演出用の爆破ギターに火薬入れすぎたから、使わない予定だったのに!!」

ハル「あちゃー、またいろいろ壊しちゃったよ」

タン「チッ!! アノヤロー…」

鷹木「また学校に文句言われるぞ…。ま、でも、新星誕生なのかな…?」

鷹木、ハル、タンポポ、愛葉、そして吹雪は上空を見上げる

そこには…小雨がいた

鷹木「飛んでるな、アイツ。あー輝いてる」

小雨(本当に飛んで…どうするよ!?)

吹雪(…小雨…お前は本当に残念な子だよ…)

こうして、公開実験という名のライヴは終わった
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