ハレルヤの魔法

□メタルりかちゃんのテーマ
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小雨「え〜。オレもギリギリで買えたんですよー?」

流石に小雨もハルのこの要求は難しいらしい。どうしようかと迷っていると

吹雪「一口ならあげてもいいじゃねぇか」

ハル「そうそう。吹雪はいいやつだな♪」

小雨(クソッ!! こいつ何気に(天然に)ハルさんへの好感度上げてやがる!!)

鬼の形相で吹雪を睨み付ける小雨。その顔を見た吹雪は小声で「(悪かった!! そしてマジで好感度上げるつもりは無いんだって!!)」と弁解するのであった

するとハルが

ハル「隙ありっ!!」

小雨「ああっ!!」

ハルは小雨の幻のメロンパンをかじった。さらに、一口と言いつつそのまま幻のメロンパンを奪ったのであった

ハル「ボクの方がお姉さんなんだから敬いなさい!!」

ニッコリ、と笑みを小雨に向ける

小雨「お姉さんはそんな事しないっすよー。 (でもカワイイ…)」

小雨がハルの笑顔に見とれていると

鷹木「とーにーかーくー!!」

小雨は鷹木に頭を鷲掴みされる

鷹木「お前は自分で部員集めてバンド組め!! っと、吹雪。お前もメタルりかちゃんに入りたいのか?」

吹雪「…えっと、俺はメンバー集めてバンド組むつもりです」

鷹木「ふーん。だったらお前らでバンド組めばいいんじゃね? ちょうどギターとベースだし」

鷹木の提案を聞いた二人は

小・吹「「こんなヘタクソと組みたくありません!! ってお前もヘタクソだろうがッ!!」」

息ピッタリにお互いを罵倒する小雨と吹雪
鷹木は溜め息をつき

鷹木「とにかく小雨。お前もメンバー集めてバンド組め」

小雨「オ、オレはっ!!」

小雨は、後ろで愛葉とタンポポと一緒に楽しく話をしているハルをチラッと見て

小雨「オレはメタルりかちゃんに入らないと入部した意味がないんすよ」

顔を赤くしながら言う小雨
そんな小雨を見て鷹木と吹雪は…

鷹・吹「「青春だね〜♪」」

小雨「なっ///!! あっ! いや、その!! えっと…///」

小雨がさっきより顔を赤くし、あたふたする。それを見て爆笑をする鷹木と吹雪
そんな中後ろでは

ハル「愛葉、見てんの?」

愛葉「バンドでやる曲を譜面にして復習してるんですよ。…ん?」

タン「熱心だねぇ。こっちなんて練習めんどくてやってらんねーよ」

そのタンポポの発言を聞いた小雨は

小雨「な、何てことを!! バンドがあるのに練習めんどいだなんて!! オレならちゃんとーーー」

愛葉「だったら小雨くん、今日はギターで入ってください」

小雨「…は?」

愛葉の言葉の意味がわからない小雨はポカーンとする
そんな小雨の代わりに吹雪が「どういう事ですか?」と愛葉に聞く
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