とある時空の重力支配
□担任からのラブコール
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7月20日の真夜中
小鳥遊昴はぐっすりと自分のベッドで寝ていた
数時間前に不良に追いかけられるわ、電撃の槍で攻撃されるわでくたくたになっていたからである
昴「…美琴とデートだ…嬉しいな…むにゃむにゃ」
どうやら、美琴とデートをしている夢を見ているようだ
幸せそうな笑顔で寝ている
だがしかし、その幸せな時間が終演を迎える
ドゴッ! という音が上の階から聞こえた。なにかが落ちたようだ
昴はその音のせいで目を覚ました。まだ寝ぼけている頭で音の原因を考えて、ある結論にたどり着いた
昴 (…どうせ当麻の不幸のせいだな。あいつもつくずく不幸だよな)
と、そこまで考えて気付く。部屋が異常に暑いということに
昴「…あ、暑い」
エアコンの設定温度を下げようとリモコンを操作したが反応がない。おそらく壊れたのであろう
この原因についてはすぐわかった
昴 (…美琴の野郎か。はぁ…)
原因を解明した昴は、ベランダへと続く網戸を全開し…
昴「暑すぎだあああっ!!」
と言いながら着ている服とズボンを脱ぎ、パンツ一丁になりそのままベッドへとダイブする
すっかり目が覚めたらしく夏休みの予定を考え始めた
昴 (まずは溜まりにたまったエロ本を読破して、次にAVだろ?それから…)
そう考えているうちに眠ってしまった昴
夏休みををエロいことだけに費やすつもりの小鳥遊昴であった
明日、担任からの補習という連絡網(ラブコール)があるとも知らずに…
朝
当麻「ぎゃああああああああああっ!!!」
当麻の叫びという目覚まし時計で目を覚ました
昴はケータイを開いて時間を確認した時に気付いた
誰かから着信があったのだ。それもついさっきである
昴「誰かからだろ?」
そう考えていると電話がかかってきた
昴「もしもし」
???「あ、おはようなのですよ小鳥遊ちゃん」
昴「小萌先生?」
電話を掛けてきたのは学校のクラス担任の月詠小萌であった
昴「何で小萌先生が俺に電話を…はっ!」
そこである結論(妄想)にたどり着いた
昴(これは、夏休みの間だけもいいから先生とデートしてください小鳥遊ちゃん////!という展開なのでは!?)
小萌「…もしもし? 小鳥遊ちゃん聞いてますか?」
昴「先生、デートだなんて無理ですよ////。俺には彼女(になる予定)がいますから////」