とある時空の重力支配
□ビリビリと光醒
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当麻「…長かった。そして不幸だ…」
昴「…同感」
宇宙「そうか? 俺は楽しかったから短く感じたぜ?」
夏休みの補習、とか言っときながら完全下校時間までやらされた
夜遊び厳禁、ということで、基本的に学園都市の電車やバスの最終便は下校時刻に合わせてある
当麻「ちくしょう、終バスを逃すとは…」
昴「暑いし、歩くのダリいな」
宇宙「わかるわー」
ふと、そこでおかしな事に気づく昴
昴「??? 宇宙、お前の学生寮と方向違うぞ?」
当麻「そういえばそうだった。黒鉄、何でだ?」
上条もその事に気づいて疑問に思い、宇宙に聞く
宇宙「ああ、昴に貸してもらいたい本があるんだ。…『エ』から始まる本!」
昴「いいぜ、100冊以上あるから何冊でも貸してやる♪」
当麻「…お前らエロいな」
昴「…いらないの?」
当麻「いるっ!!!」
3人とも思春期(性欲たっぷり)の高校生なのであった
昴「先客は宇宙だから当麻はまた今度な」
その時
美琴「いたいた。ちょっとアンタたち待ちなさ…ってアンタたちよアンタたち! 止まりなさい!」
ん?と上条たちは振り返る。
そこにいたのは…
昴「よう美琴」
宇宙「あ、こないだの」
当麻「…またかビリビリ中学生。わりぃけど今お前に付き合える気力がないんだ」
上条からすれば、補習で完全下校時間までやらされ、終バスを逃し、こんな暑い中を歩いているという不幸の連鎖が続いたときに、美琴が来ることは相当疲れることであった。
美琴「ビリビリ言うな! 私には御坂美琴っていう名前があんのよ! いい加減覚えなさい!」
当麻「うるせえビリビリ!! お前が昨日ド派手に雷を落としたせいでうちの電化製品全滅したんだぞ!!」
昴「はっ! そうだった。うちのエアコンが…」
宇宙「そういえばオレのとこも」
当麻「どうしてくれんだよビリビリ!」
美琴「そ、そんなの知らないわよ」
あの後、さんざん襲ってきた美琴の攻撃を当麻は右手で、昴は能力で防いだ。
そして、最後には本物の雷
結果、電化製品が全滅