とある時空の重力支配

□少女の涙
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小萌「い、妹ですか!?」

あれから上条と昴が小萌の家に帰ってくると、インデックスの傷は治っていた。どうやら回復魔術が成功したらしい
インデックスは魔術の副作用により風邪を引いている
上条たちは小萌の家に泊まり、今朝、小萌にインデックスの事について説明していた

当麻「そうなんですよ! 十年ぶりに再会した義理の妹だったんです!」

小萌「……………」

小萌が疑いの目を向ける

昴「ほ、本当なんですよ小萌先生!」

小萌「……………」

さっきと変わらず疑いの目をする小萌

すると

宇宙「本当ですよ小萌先生♪」

小萌「黒鉄ちゃんが言うなら本当ですね♪」

当・昴「「小萌先生!? 何で黒鉄(宇宙)の事は信じて俺たちの事は信じないの!?」」

嘆く上条と昴。小萌の回答はというと…

小萌「黒鉄ちゃんが先生に嘘をつくわけありません! ね? 黒鉄ちゃん?」

宇宙「当たり前じゃないですか♪」

当・昴「「嘘つきやがった!! 先生、こいつ『嘘をついていないという嘘』をつきましたよ!? っていうか俺達は先生にとって嘘つき生徒なの!?」

ギャーギャーと騒ぐ上条と昴。それを見て爆笑する宇宙に殴りかかろうとする二人だったが、小萌がコホン、と咳払いをして真剣な顔つきになる
そんな小萌を見て上条たちも真剣に小萌の話を聞く

小萌「どんな事情は知りませんが、生徒たちが危ない橋を渡ってると知って見逃す訳にはいけません!! 子供の責任を取るのが…大人の義務なのです!!」

小萌は大人らしく(外見は幼いが…)言う

すると上条たちは

当・昴・宇「「「…先生」」」

真剣な顔で小萌を見る

小萌(上条ちゃん、小鳥遊ちゃん、黒鉄ちゃん…。そ、そんなに真剣な顔で見つめられると先生…////)

当・昴・宇「「「何で大人な小萌先生のパジャマがインデックスにピッタリなんですか?」」」

小萌「なっ!? 〜〜〜ッ!!」

小萌は上条たちに向かって腕を振ってポカポカと殴ってきた。

その時

イン「…とうま」

風邪を引いているインデックスが口を開く

イン「みくびらないでほしい。さすがにこのパジャマは…胸が苦しいかも」

小萌「なっ!?」

当麻「苦しくなる胸なんかあったか?」

昴「どう考えても二人ともAカップだろ」

宇宙「あはは、小さいな♪」

そんな事を言われた小萌はまたポカポカと殴り、インデックスは風邪であることも忘れて噛みつく…上条に

当麻「何で俺だけえええええええ!!」

昴「相変わらず不幸だな当麻♪」

イ・小「「…今度はすばる(小鳥遊ちゃん)!!」」

昴「ぎゃあああああああ!!」

宇宙「あはは、いいぞ二人とも♪」

相変わらず不幸な上条と昴なのであった
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