とある時空の重力支配
□担任からのラブコール
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小萌「………」
そこまで言って昴は真面目になる
昴「冗談ですよ。で、本当になんのようですか?」
小萌「…デートをしてください」
昴「…はっ?えっ!?マジすか!?」
いきなりのことに混乱する昴。まさか本当にデートだとは思わなかった
小萌「だから学校に来てください」
昴「…学校? 何で学校なんすか?」
小萌「つまり、補習という名のデートなのですよ♪」
小萌先生からの連絡網(ラブコール)を聞いて昴は苦笑いをする
昴「…ええと、ゴホッ! すいません、今日38度の高熱なので…。そういう事でデートはキャンセルです」
バカでもわかる仮病であった
小萌「キャンセルは無しです。ちゃんと来ないと夏休み全部を補習にしますよ♪」
昴「酷くねっ!? それってあまりにも酷くねっ!?」
小萌「あ、いい忘れましたけど、上条ちゃんも補習なので連れてきてくださいね。それでは♪」
そう言うと小萌は電話を切った
昴ははぁ、と溜め息をつく
仕方がないので補習へ行くために服を着替える
青色のTシャツを着て、その上から学生服を着る
そして、いつものように肩に下げれる竹刀袋のようなものを肩に下げる。中には日本刀が入っている
昴「そういや、当麻も連れてくるように言われてたな」
昴は上の階に行くためにエレベーターを使う
上条と昴は同じ学生寮に住んでいる。昴の真上の部屋が上条の部屋なのである
チン、という音がした。エレベーターが上条のいる階についたのだ
エレベーターを出て上条の部屋に向かう
すると、何やら上条の部屋が騒がしい
不思議に思いながらドアを開け、そのままスタスタと部屋に入っていく
昴「おーい当麻。補習に…行く…ぞ」
見ると、上条が銀髪の女の子の肩に右手を当てている
昴「…何してんだお前?」
瞬間
銀髪の女の子の服がヒラリ、と脱げていった
当・昴「「なっ!?」」
すると、全裸の銀髪の女の子はいきなり上条のあらゆるところを噛み始めた
当麻「ぎゃああああああっ!! 痛ってぇぇえええ!!!」
上条を噛み終えた銀髪の女の子は、今度は昴に噛みついてきた
昴「なんで俺までぇぇ!!」
こうして、上条当麻と小鳥遊昴の夏休み初日は不幸から始まった