とある時空の重力支配
□出会いから別れへ
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当・イ「「???」」
上条とインデックスは、昴がなぜこんなに笑っているのかがわからないという風に見ていた
昴「あははは! すげー! 魔術師の話本当だったんだ。あははははははは!!」
当麻「…どういう事だ?」
昴「いやな、俺が小さい頃、両親が自分たちは昔魔術師だったて言ってたの思い出してな。まさか本当だったとは」
イン「へぇー、そうなんだ」
当麻「…マジかよ」
と、話が脱線している事に気付いた上条が話を戻す
当麻「話を戻すぞ。それから魔術があるか無いかで口論をして、俺が魔術使ってみろよって言ったら、自分には魔力がないから無理とか言い出してな」
昴「それじゃ信じられないな」
当麻「だろ?で、あの白い修道服あるだろ? あれって『歩く教会』っていう極上の防御結界なんだと。それで幻想殺しのこと思い出して確かめてみたら…」
昴「今朝の状態になったってわけか」
ようやく説明が終わった
と、同時に
イン「…できた」
インデックスの修道服が直ったらしく広げて見せてきた
が、
そこには何十本もの安全ピンがギラギラ光る修道服があった
イン「……………………」
当・昴「「着るのかそのアイアンメイデン」」
言った瞬間、インデックスは上条のテレビの電源コードを噛みちぎろうとしていた
それを土下座で謝り、止めようとする上条であった
イン「着る! シスターだし!!」
そう言って毛布の中で着替えはじめたインデックス
着替えるのに集中しているのか、頭のフードが落ちたことに気づいていない
そこで昴は思い出す
昴「あっ! 補習があったんだった!!」
当麻「やべっ! そろそろ行かねーと。お前、どうするんだ? ここに残りたいんならカギ渡すけど」
イン「…いい、出てく」
そう言ってインデックスは上条の横を通りすぎていく
当麻「あ、あー…」
イン「うん? 違うんだよ」
インデックスは振り返って言う