とある時空の重力支配

□昴vs魔術師
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昴「!!」

昴は思い出す
今朝、インデックスが魔術師に追われていたことを

宇宙「魔術師って…あの魔術師か? 漫画やゲームに出てくる…」

ステ「そのとおり。さすがにどういうものかは知っているようだね?」

ステイルはからかい混じりで言う
そんなことはどうでもいい、と昴は言い

昴「それよりも当麻とインデックスはどこだ」

宇宙「…昴、インデックスって誰だ?」

宇宙が聞いてくるが今は説明している場合ではない
まず上条とインデックスのことが最優先である

ステ「当麻? ああ、あの少年かい? 彼ならイノケンティウスと鬼ごっこ中さ」

イノケンティウスって何だ? と昴は聞いたが、ステイルは無視して続ける

ステ「それと、彼女なら…ほら」

ステイルは少しだけ横に動く

すると、今までステイルの体で隠れていたインデックスが姿を現した

血まみれで倒れているインデックスの姿が

昴「インデックス!? テメェ! インデックスに何をした!!」

ステ「あれは僕じゃなくて神裂がやったんだけどね」

宇宙「それよりあの子まだ生きてるのか?」

君たちが知る必要はない、と言ってステイルは煙草を床に捨て、足で踏み潰す

昴「…何だと…!」

ステ「だって…」

ステイルは昴と宇宙に小さく微笑み

ステ「君たちは、ここで死ぬんだもん」

昴・宇「「なっ…」」

すると突然、ステイルの両手から炎が生み出された

昴・宇「「!?」」

ステ「灰は灰に、塵は塵に、吸血殺しの紅十字!!」

その炎は剣へと形を変え、昴と宇宙に襲いかかってくる

宇宙「…さらば…俺の人生…。来世ではもっと面白い人生であることを願う!」

昴「…終わらねーよ」

そう言うと昴は袋から光醒を取り出した

ステイル「燃え尽きろっ!!」

そして炎剣が光醒に当たった

瞬間

炎剣が煙のように静かに消滅した

宇宙「???」

ステ「なっ!? また僕の炎剣が…!」

昴「また?」
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