story
□その後
5ページ/5ページ
「気を付けて帰れよ・・・」
「はい・・・」
・・・離れたくない・・・
ずっと・・・一緒にいたい・・・
「順平・・・そんな顔しないでください・・・また、明日会えますから・・・」
・・・っ、
そんなことわかってる・・・
けど・・・
「・・・明日、僕の家に留まりに来ますか・・・?」
ぇっ・・・
「幸い明後日は部活休みですし、親が出掛けていないので・・・」
テツの家にお泊まり・・・
嬉しい!嬉しい・・・けど・・・
「大丈夫です・・・無理矢理ではないので・・・」
テツ・・・
・・・・・・
「お言葉に甘えて・・・」
「えっ・・・」
「泊まってもいいか・・・?」
「はい!」
テツは、嬉しそうに微笑み・・・
「僕、帰りますね!」
「また明日な・・・」
「はい!」
さっきのような、
雰囲気ではなく、
清々しく帰っていった。
俺はテツの姿が見えなくなるのを確認して家の中に入った・・・
.