short story
□四つ葉のクローバー下
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「どうした・・・?降旗?」
突然上げた声に驚いたのか、木吉先輩が声をかけてきた。
「あっ、いえ・・・その・・・」
反射的に口ごもってしまう・・・
木吉先輩は苦笑しながら頭を撫でてきた。
言うタイミングを完全に逃してしまい、手の中の四つ葉を強く握ってしまう。
俯き下を向く。
下を向いてると木吉先輩に腕を持たれ無理矢理立たされた。
疑問に思いながら木吉先輩を見ると苦笑しながらキャプテンの方に歩いて行く。
周りを見ると他の一年も同じように不安そうに先輩を見つめキャプテンの元に歩いて行く。
キャプテンの前に皆が集合する。
あっ、キャプテンクラッチ入ってる・・・。
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