BLEACHbox
□猫におねだり
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「いやぁ! やっぱり美里似合うッスね〜!!」
浦原商店のリビングで、私は何故か猫のコスプレをさせられている。
「…………うるさい。変態ゲタ帽子」
いかにも怒りをあらわにして喜助に愚痴ると、喜助は腕組みをして顎をさすった。
「酷いッスよ美里〜! 新しいコスプレッスよ?」
「何で私がコスプレしなきゃ駄目なのよ」
喜助を真似て、腕組みをし、半眼で睨みつけた。
丈の短いメイド服に、ピンク色の猫耳カチューシャ。
眉を寄せると同時、喜助はガバッと勢い良く抱き着いてきた。
「あ〜…やっぱり美里は気持ちいいッスねぇ〜。本物の猫みたいッスよ」
変態変態変態変態…
頭の中で連呼する。
すると喜助は更に強く私を抱きしめ、
「アタシだけの猫ッスから。誰にも渡しません」