君
□君の居場所-08-
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ブ「あら、これなんかどうかしら!」
『いや、僕は……』
ブティックに着いて早々に僕に服をあてがい品定めを始めるブルマさん。それはピンクやら真っ赤のやらフリフリまで……
『か、勘弁して下さい…僕、そんな服、着れない………』
ブ「そう?似合うと思うんだけどなー」
『す、すみません…』
ブ「……じゃあ涼、自分で選んでみなさい。私は何も言わないから!」
『えぇ!?』
どうやら本気らしくブルマさんは黙ってしまい、ずっと僕を見ている。
ど、どうしよう…
服なんていつもお母さん任せだったから何が良いかとか知らないよ……とりあえず一着だけでも見繕って早く帰るのが賢明かな…
『じ、じゃあこれ…』
ブ「…あんたねぇ……」
僕が手に取ったのは黒のローブの様な服。例えるなら烈火の炎の紅麗が着てそうな…無意識に取ったとはいえ自分が怖い(分からない人は画像を検索してね!)
ブ「まぁいいわ。ならそれは買いね。他は?」
『え、これだけ……』
ブ「………」
『………』
ブ「カタログあげるから、今度までには決めておきなさい」
『……はい』
少し間があった後、物凄い溜め息をつかれた。そんなに僕、面倒な人間なんだろうか……
というか、また今度があるんですね。ブルマさん…
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