祓魔師番外編

□04.5
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『そういえば気になったんだけど…メフィストは何の仕事をしてるの?』













かき集め終わった書類に目を通しているメフィストに、そう問い掛けてみればメフィストは書類から視線を僕に向ける













メ「言ってませんでしたか?」

『聞いてない』

メ「表向きは学園の理事長。裏では正十字騎士団の名誉騎士であり日本支部の支部長をしています」

『正十字騎士団?』

メ「祓魔師の団体ですよ」

『あ、なるほど』














……………ん?
何かおかしくないか?















『何でメフィストが祓魔師なんです?』

メ「悪魔が祓魔師になっては駄目という規則は無いですからね」

『いや、規則は知らないけど…それって同族殺しだよね?』

メ「……お気になさらず☆」













うわぁ…
逃げたよ、このピエロ
でも、聞かれたくない事なら仕方ないか




あ、そうだ














『じゃあさ、アマイモンも祓魔師やってるの?』

メ「アマイモンは関係無いですよ。それにアイツは一応、八候王の一人"地の王"です」

『は…?』

















八候王…?
あぁ、メフィストから借りた本(無断)に書いてあったっけ

確か…八人の悪魔の王とか…



















『王!?アマイモンが!!?』

メ「はい。"地の王"です」

















「軽く地震とか起こしますよ☆」とか、ほざいているメフィストは無視するとして…(ォィ)

















『アマイモンが…王とか……』



















じゃ、何か?
僕はこちらに来て早々にヤバい相手と戦ったって事か?

でも過信じゃないが、実力なら勝てない相手でも無かったし……あ、もしかして本気を出してなかったとか………ん〜、その割に殺気は強かったけどなぁ……




















メ「……―!…琴音!」

『は、はい!』



















つい考え込んでしまっていたのか、気が付けば目の前にメフィストがいて僕は思わず肩を飛び跳ねさせてしまった










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