凡
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『暑い…』
とある夏休み
私は高校近くの公園にいた
今朝の事だ。する事も無く、家でボーッとしてたら一通の手紙が郵便ポストに入ってた。
手紙には切手が貼られてなかったので、直で入れられたものであり、今日の午後14時にこの公園に来い、としか書かれてなかった。
どこの誰かは知らないが、私を呼び出すとは…いやはや、物好きもいたもんだ。
『やばい、日差しで溶ける…』
そして約束の14時5分前から待っている訳だが、これが暑い
帽子ぐらいかぶってくれば良かった…あー……
「あんたが新堂晶?」
『…?』
ベンチに座りながら空をみていたら、前の方から声がした。
そちらに目線だけ向けてみれば長い白ラン…つか特攻服?を着た女子と私と同じ石矢魔の学生服を着た女の子が立っていた
って、おまえらかよ……
『あー…私を呼んだのはあなた方ですかね?』
寧「えぇ、ちょっと聞きたい事があってね。私は石矢魔高校二年、レッドテイル総長、大森寧々」
千「同じくレッドテイル…一年、谷村千秋……」
『どうも。私は…って知ってるんだったっけ』
千「…私より低い……」
親切にも自己紹介してくれたので、私もベンチから立ち上がり、一応先輩なので頭を下げておく。
てか、谷村さん。何気に傷付く言葉は止めて下さい。
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