祓魔師
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『正十字学園…?』
いつも通り、きっかり7時間寝て朝食を食べていたら、いきなり部屋へ入ってきたメフィスト
そして何を言い出すかと思ったら僕に学校へ通え。と言ってきた
メ「そうです!貴女はまだ15歳!年齢もちょうど良い…それなら私が理事長である正十字学園に通った方が良いでしょう?」
『断る。なんで僕がわざわざ学校に通わないといけないんだ。義務教育ならもう済ませた』
メ「いけません!今の時代、高学歴であっても就職出来ない人間は五万といるんですから!」
『いいよ、就職しなくて。僕は早く帰って実家の牧場を引き継ぐんだから』
メ「牧場!?」
何がそんなに面白いのかメフィストは「龍神が…牧場…!」と盛大に笑い出した
母さんが見たら、きっとキレるに違いない。むしろ僕が、あの頭を吹き飛ばしてやりたい
というか、お前が理事長とか
学園が成り立つのか?←
メ「ハハハッ………し、しかし、貴女もこちらの勉強を学ぶメリットもあるでしょう?」
『…………』
メ「今なら入学金や試験など、諸々全て私が手を廻しますが…どうします?」
まぁ…確かに悪い話ではない
異世界の理論を知るのも、帰る為には必要不可欠なのだし
何より、元の世界と歴史が違うのだ。全く好奇心が無いわけでもない……
『…………分かりました。正十字学園に通います』
メ「そうこなくては!では、一緒に祓魔塾の方にも申請しておきましょう!」
『……おい。ちょっと待て』
不意に聞こえた言葉に僕は機嫌良く部屋から去ろうとするメフィストの肩を強く掴み止める
メ「はい?」
『僕は学園に通うと言ったが祓魔塾は聞いてないぞ』
メ「それもそうでしたな。…なら御説明しましょう!」
いや、いらないから
そう言おうにも僕に発言させないように、早口で説明を始めるメフィスト
あ……これ回避するの無理なパターンだ
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