祓魔師

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契約書騒動から、また二週間が過ぎた…

二週間で一回だけ死にかけたが、そこは龍神。簡単には死んでやるもんか

それに入学に向けて予備知識やら準備やらで、あまり暇が無かったのが助かった













『ふぅ…やっぱり歴史は手こずるな……』












最近はこちらの世界の教科書を机いっぱいに広げ、頭へと詰め込んでいく。それが日々の日課である

数学や国語、英語などの科目はどうにかなるが、やっぱり歴史となると結構な…いや…根本が違うせいか今までの知識が全く役に立たないので難しい


働き過ぎた頭を少し休ませようと窓から外を眺めるが、空は薄暗く、雨音しか聞こえない













『今日はずっと雨かな……』

メ「琴音、ちょっと良いですか?」

『?…いいよ。開いてる』














扉をノックする音の次にメフィストが中へと入ってくる












『どうしたの?』

メ「急ですみませんが、私と一緒に来て頂けませんか?」

『…どこに?』















こういう雨の日は憂鬱だ

だから、きっと良い事じゃない















メ「私の友人の葬式にです。貴女にも深い関わりがありますから、ね……」














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