コメント返信and日記

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◆日記を書こうと思ったら頭に舞い降りた突発的ブルフレ現パロ 

 前世の相棒が現世の幼なじみだった。
 有田恵裏緒。俺の元パートナー現幼なじみ。白髪赤目、相変わらずのアルビノ。中学二年生。学年一の秀才。人間嫌い。対人コミュニケーション障害者。動物愛好家。ポケモニスト。ポケモニストとは、ゲーム「ポケットモンスター」のプレイヤーのことである。造語である。……ポケモン。俺が居た世界が、この世界ではゲームとして製造されていた。だけど似て非なる部分もあったから、俺はパラレルワールドと思うことにした。
 石英狩人。俺。赤髪黒目、残念ながら地毛。中学二年生。学年二位の脳味噌。恵裏緒の保護者っぽい何か。とくになし。生まれた時から前世の記憶を所有。隣の家が有田家だった。親同士公認の仲の良さ。あいつとは3歳からの付き合い。ポケモンではなく人間として生きることはなかなか苦痛で、だけどもう慣れた。

「起きろ」
「あーと5時間」
「遅刻する気か」
 案の定、というか。恵裏緒は布団の中でぐずる。学校行きたくねぇよー、うだうだ。むにゃむにゃと何かを呟き、指で布団の端を固定。
「しかし横ががら空きだ」
「もきゃきゃきゃきゃ、狩人の意地悪」
 布団を横から押し上げると、棒読みな奇声を上げて恵裏緒がこちらを睨む。全然怖くない。日光を浴びて、きらきらと天使のような髪がきらめき、粒子を放つ。絹の羽根を連想させた。幼稚園児が好みそうなキャラクターがプリントされたパジャマが中途半端に脱げていて、肌を露出させている。本当にこいつ14歳か、しかし前世とは違う意味合いであって。ため息をつき、「ほら着替えろ」と無理やり立たせる。さすがに下着姿まで世話する訳にはいくまい。いや恵裏緒の母親は「どうぞどうぞ」と公認しちゃってる訳だが、こう、あるんだよ。異性ダカラサ。寝ぼけながらもそもそと着替える恵裏緒を背に、鞄を漁る。あー、昨日言っといたのにやっぱり時間割守ってない。というか守られた試しがない。結局、俺がやることとなる。
「着替えたか」
「ぷりちーえりおちゃんのかんせーのかいかく……」
「松平定信もびっくりなぷりちーだな」
「天明の飢饉なう」
 お腹すいた、と。軽い体を背負ってリビングに向かう。これでも前世の時よりは重い。それでも軽い。リビングに座らせ、用意された朝食を口に運んでやる。無関心に機械的に口を開けるだけの恵裏緒は、鳥の雛を思い起こさせた。
「いつも悪いわねぇ」
 全然悪く思っていないような笑みで、恵裏緒の母親が言う。
「かりゅとはぼふのオカンらから」
「誰がオカンだ」
「あらぁ、恵裏緒は私の孫だったのねぇ。お母さんびっくり」
「やめて奥さん」
「奥さんって昼ドラみたいね」
 この子にしてこの母あり。有田家の人間は今日もゴーイングマイウェイ。身支度を整えた恵裏緒(それでも半分夢の中)を背に、二人分の鞄を左手に、右手を恵裏緒の太股の下に。
 さぁ、遅刻しないように全力疾走するとしようか。



後書き。
エリオは多分、前世を覚えてない。それでもカルトに頼れば間違いないことは悟ってて、意識的に依存してる。
カルトとしては普通に人気者なんだけど、エリオの世話してるからあんまり人は寄ってこない。

書こうとしたこと。成績は体育3技術家庭4(裁縫のせい)、それ以外は5だったよきゃっほーい

2013/12/17(Tue) 15:47

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