ぶっく
□4がつ。はじまりのおはなし。
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「絶望。ほんと絶望。もう、、、生きてけない、、、うう、、、」
瑛瑠と、、、クラス違ったなんて、、、もう発狂しそうです。
「そう落ち込まないでさー。瑛瑠ちゃんとは部活で会えるでしょ?それに、学校だって一緒に来てるんだしさ」
「それはそうだけどー。やっぱクラスって大事じゃん・・・」
加子は無表情のまま私を宥めてくれる
無表情の、、、まま、、、、
「なんか泣けてきた」
「そんなにショックですか。まぁ元気だしなさいって」
今泣きそうなのはあなたの所為でございますよ、と心中で呟いて
「そろそろ行くー?」
「あ、もう時間か。行きますかー」
そうしてその場をあとにした。
この時、私の頭の中は瑛瑠のことでいっぱいだった。
いやまぁ常に考えてるけどね。
だから、加子以外のクラスメイトなんてさらっと流し見したくらいで、
どんな人がいるとか、二年目の人はどれくらいなのかとか、新しいクラスのことなんて、
これからのことなんて、
なーんにも、考えてもいなければ、
わかっても、いなかったのです。
*とぅーびーこんてぃにゅーど*