ぶっく
□4がつ。あたらしい、にちじょう
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「「「「「さようなら」」」」」
みんなで帰りの挨拶を終え、私は加子と共に会談を下っていた
「加子ー」
「なに?」
「・・・・・・新しいクラス、どう思う?」
「・・・さぁね。見た感じ、おとなしそうだし、まぁ去年よか平和なんじゃない?」
「そっかぁ、、、そうだといいんだけどね、、、」
なぜだか不安が消えない
怖い
「優紀ちゃん?」
「んー?」
「そんなに瑛瑠ちゃんと離れたのが悲しかったの?愛ってすごいねー」
「え?あ、ああ、うん!!だって私瑛瑠だいすきだもん。愛してるもん」
「・・・・・・・・」
「やめて!!そんな憐れむような目で見ないで!!」
「いや、、これは尊敬してるんだよ優紀ちゃん。人を愛せるなんて、すごいと思うし」
「それは加子にもできることじゃん。加子が恋愛に興味を持てば、さ。まぁ私にはなにもいえないんだろうけど・・・」
「・・・あ、瑛瑠ちゃん」
「え、瑛瑠!!??どこどこ!!??」
話をそらされていたのは、わかっていた
でもいい。彼女が触れて欲しくないのなら、私は触れようとは思わない
「あそこ」
「えー、、見えん、、、、、っあ!!見っけた!!瑛瑠ー!!!!!」
そして私は瑛瑠のもとへ走り去った
加子に一言言い残して
「加子ー、また明日!!」
「また明日ね、ばいばい」
やっぱり無表情なまま、送り出してくれた
でもいいんだ、私加子だいすきだし
そんなこんなで、2年生初日は、
波乱の幕開けとなるわけでもなく、
でも、安心しきっているわけでもなく、
至って平々凡々な日と、なったのでした
*とぅーびーこんてぃにゅーど*