黒子のバスケ
□たまにはいいかも
1ページ/2ページ
『うわっ、頭痛ぁ…』
朝起きると、とても頭が痛かった。
熱を測ってみると38.2℃。
(あぁ今日は学校行けないなぁ…
…ってテツ君に会えないじゃん!?
最悪ー)
とか思いつつ、私は深い眠りに落ちた。
『…んんっ…』
頭に冷んやりとした感じがあり、目が覚めた。
「あ、起こしちゃいましたか?」
そう言って私の顔を覗き込んで来たのは…
『テ、テツ君!』
「名無しさんさん、そんな大声出したら悪化しますよ?
ちゃんと寝てて下さい。」
と言われ、布団をかけ直してくれた。
『で、でも、なんでここに…?』
「名無しさんさんが風邪を引いて学校へ来ていないと聞いて、心配でつい来てしまいました。
…迷惑でしたか?」
申し訳なさそうに聞いてくるテツ君。
『そんな事ないよっ!むしろ嬉しいっ!』
(…!私何言ってるんだろ超恥ずかしい!
もう…穴があったら入りたいっ…)
「それは良かったです。
僕も名無しさんさんに会えて嬉しいですし。」
『えっ…』
「あ、今のは気にしないで下さい。
もう寝た方がいいですよ。
名無しさんさんが寝るまでここにいますから。」
そう言うテツ君の顔がほんのり赤かった。
私は安心して、すぐに眠れた。
(名無しさんさんが寝たら帰ろうかと思ってましたけど、
こんな可愛い寝顔見せられたら帰れませんね)
fin.