黒子のバスケ

□一番幸せな時
2ページ/3ページ



『む…むっくん?』

「あれ、名無しさんちん。
お菓子食べないんじゃなかったの?」

『そ、そうなんだけどね、
お菓子が私を呼んでるってゆーか
食べないと呪われるってゆーか
食べたら天国に行けるってゆーか…』

(もぅ自分で何言ってるのかわかんなくなってきた…)

『とにかく!それ私にもちょうだい!』

(言っちゃった、さらば昨日の私)


「…太るけどいいの?」

『そっそれは…』

「冗談だよ、はいあげる」

『むっくんありがとう!』


久しぶりのお菓子って美味しいな、
と思いながら黙々と食べていた。












「名無しさんちんはさ、お菓子食べてる時が一番幸せそうだよね」

『そう?』

「うん。それに可愛いし」

『かっ…!?』

「そういうとこも全部ひっくるめて大好きー」



そう言って私を優しく抱きしめてくれた。













(あのね、むっくん。
私の一番幸せな時はむっくんと一緒にいる時なんだよ)






fin.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ