黒子のバスケ

□それでもいいんじゃない?
2ページ/3ページ



ーーーー10分後。



「よし、じゃあ結果報告としよう。どっちから先に言う?」


『…赤司くんからお願いします…』


「ふん、聞いて驚くな。

…オレは3pも伸びていた!

日々の努力の成果が出たんだろう」


『…わーすごいねー3pものびてたんだー赤司くんすごーい』


「…馬鹿にしてるのか?

さては、名無しさんはそんなに伸びなかったんだな。

言ってみろ。1pか?2pか?」




本当は言いたくないんだけど…


『…伸びてなかった。むしろ縮んだ。』


「もうばあちゃんなんだな」


『違うよ!でもこのまま伸びなかったらどうしよう…』


「心配するな。名無しさんは伸びなくても大丈夫だ」


『どこが!?

私赤司くんと20pぐらい違うんだよ?嫌だよ、そんなの』


「オレは小さい方が可愛いと思うけどな」


『…本当に?』


「本当だ。

名無しさんは伸びなくてもいい。そのままで十分可愛い。

だからヘコむな。わかったか?」



『…はーい』










結果的に、これで良かったのかもしれない。







(…でも、できるだけ赤司くんに近づきたいからもっと伸びたいな)



(…もっと伸びて、名無しさんに背が高いねと言われるように頑張ろう)











fin.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ