黒子のバスケ
□それでもいいんじゃない?
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ーーーー10分後。
「よし、じゃあ結果報告としよう。どっちから先に言う?」
『…赤司くんからお願いします…』
「ふん、聞いて驚くな。
…オレは3pも伸びていた!
日々の努力の成果が出たんだろう」
『…わーすごいねー3pものびてたんだー赤司くんすごーい』
「…馬鹿にしてるのか?
さては、名無しさんはそんなに伸びなかったんだな。
言ってみろ。1pか?2pか?」
本当は言いたくないんだけど…
『…伸びてなかった。むしろ縮んだ。』
「もうばあちゃんなんだな」
『違うよ!でもこのまま伸びなかったらどうしよう…』
「心配するな。名無しさんは伸びなくても大丈夫だ」
『どこが!?
私赤司くんと20pぐらい違うんだよ?嫌だよ、そんなの』
「オレは小さい方が可愛いと思うけどな」
『…本当に?』
「本当だ。
名無しさんは伸びなくてもいい。そのままで十分可愛い。
だからヘコむな。わかったか?」
『…はーい』
結果的に、これで良かったのかもしれない。
(…でも、できるだけ赤司くんに近づきたいからもっと伸びたいな)
(…もっと伸びて、名無しさんに背が高いねと言われるように頑張ろう)
fin.