黒子のバスケ

□素直に…?
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「名無しさん、髪伸びたな」




いつもは結んでいてあまりわからなかったが、久しぶりに髪を下ろしている名無しさんを見てそう思った。


『うーん、そうなんだよね。

切ろうか伸ばそうか迷ってるの。どうしたらいいと思う?』




正直、名無しさんが髪を下ろしていると可愛い。

だから切ってほしくない。









…なんて言えたら苦労はないのに。



『……くん、赤司くん?』


「あ、いや、どっちでもいいと思う。

でもさ、せっかく伸びたんだから伸ばしてみれば?」





可愛いからなんて絶対言えない。








『じゃあそうする!』









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