黒子のバスケ

□No one but you
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今日は、久しぶりに大輝とお家デート。


お互い忙しくてあまり会えなかったから、とても楽しみにしていた。




なのに……













『ねぇ、大輝。何読んでるの?』



「何って、コレだけど」



『コレって何よ!はっきり言って!』



「エ・ロ・本」



『うわーっやーっもーっ

普通彼女の前でそんなの読む!?』



「まぁな。実際読んでるし」



『信じらんない。

私なんかよりそん中の人の方がいいわけ!?』



「は?んなワケねーじゃん」



『………!』








びっくりした。


絶対肯定されると思ったから。








『ムリして嘘言わなくていいからね?』



「嘘じゃねーって」










そして、エロ本を捨てて私を抱きしめた。








『オレには名無しさんだけだ」



『…………っ!』



「名無しさん以外の女なんて興味ねーから」



『じゃあなんでエロ本なんか…』



「………最近名無しさんが構ってくれなかったから」









なんだ、寂しかっただけか。









『…これからは毎日構ってあげるから』

















No one but you

(…あなただけ)










fin.
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