紫色の恋

□ジュエルミート実食!!
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研究所へ戻ってきた一同は手当されてベッドに寝てるリンの回復を待つ。
目を覚ましたリンにトリコとサニーと小松は声をかける。

サニー「リン!!」
小松「リンさん!!」
トリコ「リン!!」

リン「ん…みんな……」

意識を取り戻したリンは何かを思い出したようで勢いよくガバッと起き上がる。

リン「トリコッ!!」
トリコ「うぉっ!?なんだ!?」

リン「トリコ〜!ガチでチョー感謝だし!!」

んぁ?とよくわからない返事をするトリコ。
よくわかってないトリコにリンはトリコがあれをくれたからウチこうして生きてるんだし〜!と続けるがトリコは覚えていないようで。

トリコ「アレってなんだぁ??」

リン「もぉ〜しらばっくれてるし!!」

トリコ「オレなんかしたっけ?」

リン「もう普通の関係じゃないかもだし、ウチら…」

そんなやり取りを見ていたココと小松とサニーは何だこれ…と心の中で呟く。


『リン、もう大丈夫なのか?』


リン「レイラさんも感謝だし!!
ウチあの時凄い綺麗なお花畑が見えて、その時レイラさんの姿があったし!!
その光景が見えてから傷が治っていったし!!」


『そうか…リン、私に敬語はいらないよ。レイラで構わない。もちろん、ティナもな。』


そう言うレイラにリンとティナは嬉しそうな顔をする。

サニー「よォし!!とにかく、リンも復活したし!!」


トリコ「あぁ!!豪華なディナーの始まりだぜ!!」


そう言うトリコの言葉に一同はやったー!!と喜ぶ。

喜ぶ一同をレイラは眺めながら考える。


『(胸騒ぎはやはりこの子達ではなかった。
あぁ…こんな日々が…続いてくれれば……)』


ココ「レイラ?皆移動するみたいだよ、行こう?」

トリコ「はやくこいよ!!」

小松「レイラさーん!!」


そう言ってレイラを呼ぶトリコ達とレイラの隣にいるココ。


『今行くよ。』

そう答えるレイラは心から願う。



かなしみだけが降り積もるこの日々に。
願望と悔恨が埋めつくしたその日々に。

彼女は願う。

こんな風に結んだ絆すら消えてしまうのか?と。
できれば、できればどうか。
私の泥だらけの手をとって離さないでと。
ねぇどうか側にいてと。






その過ごした日々は夢のように___。
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