長編&短編

□チャイルド☆パニック2
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―藤姫の館にて―

ある日、八葉が全員集まるようによばれたのに詩紋だけがなかなか来ない事に全員が不思議に思った。

あかね「詩紋くんが、時間通りに来ないなんて何かあったのかな?」

永泉「もしや、体調を崩されてしまわれたのでは…」

イノリ「あぁ〜詩紋なら、有り得るかもなぁ〜」

天真「しょうがねぇ、俺が呼んできてやるよ」

あかね「あっ、天真くん待って!私も、一緒に行くよ!心配だもん…」

代表して、あかねと天真が詩紋の部屋に行き部屋の障子戸を開け中を見ると、布団の上にちょこんっとチビ詩紋が座っていた。

チビ詩「あ、おねえちゃん!おにぃちゃん!」

チビ詩紋は、あかね達が来たのに気付くと、ブカブカの寝間着を引き摺りながらあかね達の傍に寄って来た。

チビ詩「あのね、ママもパパもいなくて…一人でさみしかったの…」

あかね「そっか…ごめんね、一人にしちゃって…じゃ、またお姉ちゃん達と一緒にいようね…」

あかねの足に引っ付きながら今にも泣きそうな顔で上目遣いで言うチビ詩紋に
あかねは、抱き上げあやし言い聞かせると。
チビ詩紋は、すぐ機嫌が直り「うん!」っと笑顔で頷いた。

天真「あかね、とりあえず皆待たしてるんだし、藤姫のトコ行こうぜ」

あかね「そうだね」

あかねは、天真に言われると頷き。チビ詩紋を抱っこしたまま天真とともに部屋から出た。


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