長編&短編
□チャイルド☆パニック2
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『!?』
天真が部屋に先に入り、続いてあかねがチビ詩紋を抱っこして部屋に入って来ると、友雅と泰明以外が驚きチビ詩紋を見た。
鷹道「神子殿、そちらの幼子は一体…」
永泉「詩紋殿に、よく似ていられるようですが…」
あかね「あ、二人は知らないんでしたっけ…この子、詩紋くんですよ。五行の気の乱れでこうなっちゃったんです…」
永泉「その様な事が、あるのですね…」
あかねは、チビ詩紋を下ろし鷹道と永泉に説明してるいる間にチビ詩紋はトタトタと走り友雅の側に行き友雅をじーっと見ていた。
友雅「おや、どうしたんだい?」
チビ詩「おじちゃん、だぁれ?」
ピシッ…
『……』
チビ詩紋が、満面の笑みを浮かべて友雅に尋ねると。その一言で、部屋の中がしーんっとなった。
友雅も、一瞬固まるがすぐいつもの笑みを浮かべ。
友雅「ふふ、私は君の父だよ」
チビ詩「う?ちち?おねえちゃん、ちちってなぁに?」
友雅が、楽しげに言うとチビ詩紋は父の意味が分からずあかねに尋ねた。
あかね「えっ、あっ…お父さん、パパって意味だよ!」
チビ詩「パパなの?でも、ボクの知ってるパパと違うよー?」
友雅「それは、訳あって違う人に預かってもらっていたからだよ。だから、私が本当の父君なんだ。分かったかい?」
チビ詩「あい!」
チビ詩紋は、友雅の最もらしい説明にすっかり信じこんでしまい元気よく返事をし友雅に抱きつく。
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