病は人の身体のものなのに
何故、心まで蝕んでいくの
でしょうか…
理由のない痛み、苦痛、
不自由さ、苦しい治療、
周りへの迷惑、経済的な不安…
あらゆることが追い打ちを
かけて襲ってきます。
治る見込みのある病なら
まだ希望がもてるものの、
治らない病と向き合うことは
何とつらいことなのでしょう。
いっそ、死んだ方が楽だと
思うときもあるでしょう。
ワタシは病院で働いてきて
病気と向き合うたくさんの人達
をそばで看てきました。
懸命に病や障害と闘っている人
死を宣告されながらもあきらめずに治療を続けている人…
さまざまな方を見守ってきて
その中でも残念ながら
力尽きて自らを
傷つける人もいました。
それでも思ったことは、
やっぱり自殺してはいけないということです。
治らないのかもしれない。
けど、あなたは何億もの確率の
奇跡を経て産まれてきたのです
だから、これからも奇跡が
起こらないとはいえません。
あなたがあなたの人生を
終えてはいけないのです。
どんなに苦しくても、
自分の命を全うすることが
産んでくれた人への感謝なので
はないでしょうか。
今は待つ時期なのかも
しれません。
今まで苦しんできたのだから、それにかわる幸せになれる
権利もある。
これだけは忘れないで下さい。
あなたの苦しみはあなただけのものではありません。
あなたの痛みや苦しみを
誰かに伝えてみてください。
その人にとってもこれからの
人生の貴重な話として、きっと耳を傾けてくれるはずです。
人は分かち合って支えあって
こそ生きていける。
どうか、生きる力を
もう一度取り戻してください。
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