再びの夢3
□61話
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「「よろしくお願いします!!」」
秀峰対ブルーオーシャンズの対決が始まる。
先攻はブルーオーシャンズからで、秀峰連合は後攻となった。
藤村「さて…見物だな」
藤村は大和を見ながら、小さな声でそう呟いた。
大和「高校生初の実戦でのピッチャーか…」
一応、練習試合なので実戦なのかはともかく、高校生初でのピッチャーなので大和にプレッシャーがのしかかるが、大和はそのプレッシャーが全く応えていなかった。
相手の1番打者が右バッターボックスに立つ。
やはり先程見た時もそうであったが、年齢の関係からか、平均身長が高い事を速水は改めて実感した。
「(相手が相手だからって気は抜けないな…)」
速水「そう力を入れずに気楽にしましょうよ。どうせ練習試合なんですし」
そんな中で、速水は相手打者に話し掛ける。
「そうはいくかよ。ウチのキャプテンは怖いからな…」
速水「へ〜。でもウチのキャプテンはスパルタヤンキーに悪魔王ですよ?怖さはこっちがぶっちぎりですよ」
速水は何を話すのかと思えば、何の事は無い単なる雑談であり、これには相手も拍子抜けだった様である。