再びの夢2

□33話
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長い様で短い時が過ぎ、休みのある日、何故か秀峰の野球部員は全員集まっていた。

その理由は単純で、地方大会で当たる対戦相手を一刻も早く知りたいからである。

なのでベンチの雅人を始め、志甫と彼女が一時的に協力させている人物数人も駆り出されていた。


大和「しかし…こう見ると色々いるな。特徴的なのが」


見渡すと、顔色の悪そうな人物や、リーゼントのヤンキー風貌の男等々と様々である。

しかし特に異様な存在感を持つのは白堂のキャプテンにして志甫の兄、久住武人や、その相方の佐久間、全国相手でも引けを取らない強打者である山ノ上と、存在感は他の追従を許さない。


志甫「(まさか自分の兄が最大の脅威になるとは…)」


岡野「(あれが山ノ上か…てかあの野郎が食ってんのドッグフードか!?)」


瀬川「(坂木仁ね…足は微妙に俺の方が速いけど…それ以外に勝るものがねぇ…)」


西崎「(白堂…か)」


秀峰メンバーも思う事があるらしく、様々な事を思っており、それは他校の者も同じだろう。


伊勢「ここにいる相手チームは実質全員敵か」


大和「そうなるな。この相手全員に勝つ気構えで行かないとな」
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